【報告】恐るべし大自然!甘過ぎた自分達!
先日、凧場公園へ行ってきました。
天候は晴れ、絶好の凧あげ日和でした!
訪れるのはこれで2回目。今回も非常に風が強く、舞い上がった砂が顔にあたり少し痛かったです。
さて、今回の目的は
「カメラとGPSを凧に搭載し、空撮とデータの収集を試みること」
でした。
ということで、その両方を搭載したのがこちら!
両方とも糸に固定しています。
前日に打合せで、
「この固定方法と強風下ならば、問題なく凧は上昇し機械も紛失することはない!」「うまくいけば、このまま1000m位余裕で飛んでいくのではないか!」という
期待と希望を胸に…いざ!フライト!!!!
そして。。。
撃沈(;´Д`)
海から戻ってきました。。。
実は、飛ばした直後、あまりの強風で凧は原型と安定性を失っていました。
加えて、他に搭載する術を考えていなかったため、これまで培ってきた自分達の技術を駆使して何とか上空まで飛ばしたものの、あえなく撃沈。
手元で感じ取れるのは、海の波による糸の引き。もはや絶望しかありませんでした。
しかし!
カメラとGPSは無事戻ってきました(ノД`)・゜・。
この時ばかりは、少し涙が出てしまいました(笑)
回収したGPSのデータがこちら。
赤い線は、凧を飛ばしてから回収して戻ってくるまでの経路です。
最大標高が、69m。。。低い!!低すぎる!!
まだまだ目標の1000mまでは程遠いです。
重量の影響と固定方法によって、凧もかなり流されてしまいました。
最大速度37.5km/hには驚きました。
そしてこちらが初めての空撮映像です。
※非常に映像が乱れております。
※この映像からわかるのは、飛行時間(海に墜落するまでの時間)のみです。
カメラ。。全然固定出来ていませんでした*1
これでも手振れ補正込みなので、良くなったほう?なのでしょうか。。
この動画は、自分達の計画の甘さの戒めとしての動画になりそうです。
ただ、1つ言えることとして、
このカメラとGPSを無傷で持ち帰ってきてくれた「ワシ型バイオカイト」が今回のMVP。いや、英雄であることは間違いありません。
※見るも無残な姿になってしましましたが、実家に大切に保管してあります。
ちなみに、この他にもいくつかバイオカイトを飛ばしました。
その中でも、自作したバイオカイトが空中で荒れ狂う風に押しつぶされた時は、さすがに落ち込みました(;´Д`)
作りこみが甘かったです。。
総評
後日、大反省会を行いました。
当初の目的は達成できたものの、多くの反省点が見つかりました。
その中でも一番の反省点は、カメラとGPSの固定方法にありました。
凧に負担がかかりすぎる設計になっていたこと、
そして、墜落はしないだろうという希望的推測がこの惨事を招きました。
この過酷な環境下では、博打になっていたのではないかと思います。
結果として、
今回の遠征は自分たちにとって非常に良いものとなったと感じています。成果こそいまいちでしたが、これからもギネス世界記録を目指して日々邁進していきます。
*1:+_+
【感想】バイオカイトがテレビで紹介された件
今回は、2021年12/12(日)に【所さん お届けモノです!】(MBS-毎日放送)というテレビ番組でバイオカイト が紹介されていたので、その感想です。
自称バイオカイト研究家(笑)として、実は数日前から放送を楽しみにしてました。
放送内容は、年末年始が盛り上がる進化形おもちゃ的な感じで、バイオカイト 以外にも進化形福笑いなどの正月にやりがちなモノが紹介されていました。
肝心な番組内でバイオカイトの紹介されていた部分についてですが、
森久エンジニアリングの社長が、無風対応仕様のバイオカイトを紹介していました。
(一応紹介されていたモノのリンク貼っておきます。)
私も無風対応仕様のバイオカイト は飛ばしたことがなかったので、「こんな感じであがるのかー」と思いながら見ていました。
一応、少しですがバイオカイト の飛ぶ仕組みについての話もありました。
番組を見ていて一番驚いたことは、森久エンジニアリング社長がバイオカイト を3,000mぐらいまで揚げたことがあると語っていた場面です。
3,000mが、高度なのか糸の長さかによっても凄さが変わってきますが、どちらにしろ普通の凧であげる範囲を大きく超えているので、凄いなと思いました。(語彙力)
一応、番組自体は2021年12月26日(日)まで見逃し配信されているみたいなので、興味のある方はよかったら見てみてください。(下記リンクから視聴できます。)
【報告】自作バイオカイト 作ってみた
皆さんお久しぶりです。
今回は自作でバイオカイト を作ってみたので、その報告です。
それでは行きましょう❗️
まずは、材料紹介です。
ダイソーで購入(全て110円)
・カラーボード
・レンジフードフィルター
・マジックテープ
東急ハンズで購入
・ヒノキ材 1mm×1mm×900mm 8本入 132円
・ヒノキ材 1mm×2mm×900mm 8本入 132円
・ピアノ線 0.5mm×1000mm 1本 147円
コーナンで購入
・セメダイン木工用速乾 107円
スーパー玉出で購入
・ヤクルト(ストローのみ使用) 5本入 188円
材料は以上です。
次に作り方ですが、著作権の問題で詳細な手順の紹介はできないため、作業工程の写真のみでの紹介です。
詳しい作り方を知りたい方は、ぜひ【カラスもびっくり!バイオカイト (伊藤利朗 著)】を読んでみてください!(残念ながら2021年12月現在廃盤となっていますが…)
この本は、私たちのバイブル的存在になっています。
まずは、この本付属のCD-ROMに入っている、バイオカイト の型を印刷し、骨組み等の構造を書き入れ、レンジフードフィルターにトレースします。
この骨組みは、色々とミスったりもしたので、ごちゃごちゃしていますが、実際はもっとシンプルです。
作業に集中しすぎて、その後の過程を全く撮影していなかったので、いきなり完成形の写真です。
黄色の部分のパーツはカラーボードで、骨組みには二種類の太さのヒノキ材を用い、ほぼ全てのパーツを木工用セメダインで接着しました。
翼幅50cm、丈30cmの非常にコンパクトなバイオカイト となりました。
支柱部分で折り畳むこともできるので、携帯性に非常に優れています。
写真だと分かりづらいですが、バネ(ピアノ線)をつけた様子です。また、尾翼のマジックテープも貼り付けています。これで飛行準備が整いました。
とても短い動画で恐縮ですが、一応飛ばした様子です。
空中で非常に安定しているように見えます。しかし、この日はほとんど無風に近いくらい風が吹いていなかったため、あまり高くは揚がりませんでした。
正直、使った材料なども検討の余地が十分にあるなというのが、今回作ってみた感想です。また、追々研究していきたいと思います。
それでは👋
【解説】凧(バイオカイト) の通信講座について
今日は、少し前に購入したものの紹介していなかった、
【バイオカイト 製作通信講座「一般課程」(初級講座)】について紹介します。
この通信講座では、なんと実際に自分の手で組み立てることによってより詳しくバイオカイト について学ぶことができます。
そもそも「バイオカイト 」ってなんぞや?
と思う方も多いと思います。
ここではまず、バイオカイト について紹介させてもらいます。
バイオカイト とは、伊藤利朗さんという方が考案した、従来の凧とは全く異なる構造をもった凧です。現在は、株式会社森久エンジニアリングで発売されています。
このバイオカイト は、航空力学に基づいて設計されており、微風でも高く揚げることができ、尚且つ、真上に揚がるというとても画期的な凧です。
また、販売されているほとんどの凧が鳥型や蝶型などの生き物の形をしているというのもバイオカイト の大きな特徴です。
バイオカイト についての詳しい説明は以下の公式サイトからどうぞ、
また、詳しいバイオカイト の構造を学ぶ上で、以下の書籍も非常に参考になりました。
※この本は現在廃盤になっているようです。私は中古で購入しました。
私たちは、このバイオカイト の真上に揚がるといった特徴に目をつけ、この凧の構造が「単一の凧による凧揚げ高度ギネス世界記録」を目指す上で、キーポイントになるのではないかと考えています。
さて、話を本題に戻しますが、
株式会社森久エンジニアリングが販売している、【バイオカイト 製作通信講座「一般課程」(初級講座)】では、以下のような流れになっています。
バイオカイト 公式サイトより
第1講習 | 鳥型のバイオカイトの設計と製作 【カイト寸法:約幅80cm 丈41cm】 |
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第2講習 | 蝶型のバイオカイトの設計と製作 【カイト寸法:約幅73cm 丈38cm】 |
第3講習 | 飛行機型のバイオカイトの設計と製作 【カイト寸法:約幅55cm 丈42cm】 |
第4講習 | プテラノドン(翼竜)型のバイオカイトの設計と製作 【カイト寸法:約幅103cm 丈57cm】 |
第5講習 | 翼長1.3m鳥型バイオカイトの設計と製作 【カイト寸法:約幅124cm 丈49cm】 |
第6講習 | オリジナルデザインの設計と製作 【シート寸法:幅100cm 丈55cm】 |
第1から第6講習までの間で多種多様な形、大きさのバイオカイト を製作する講座となっております。
各回の講習を終えた際には、製作したバイオカイト の写真や実際の飛行感想をメールまたは郵送で報告することによって添削指導を受けることができます。
また、全6講習を終えた際には、修了証の発行がされるそうです。
私たちは、この通信講座を受講することでより一層バイオカイト に対する知識、経験をつけることを目標としています。
今後は、このブログでバイオカイト 通信講座で製作したバイオカイト についても適宜報告していこうと思います。
よろしくお願いします。m(._.)m
【疑問】そもそも凧揚げのギネス世界記録とは?
今日は私たちが最終目標としている「凧揚げのギネス世界記録」について紹介します。
あれこれ説明する前に、まずはこの動画を見ていただきたいです。
(参考:https://www.kitesite.com.au/kiterecord/High_Flying.html)
これは、2014年にオーストラリアで記録された「単一の凧による凧揚げの高度ギネス世界記録(Highest altitude by a single kite)」の様子です。
Bob Moore氏らによる凧揚げによって高度4,879.54mの大記録が樹立されました。
この動画を見て頂ければわかるように、凧を揚げる際に大掛かりな巻き取り機を用いる部分であったり、人の身長を遥かに超える大きさの凧であったり、様々な点で普通の凧揚げとは大きく異なっています。
正直、日本にはオーストラリアの砂漠地帯のような広大でほとんど人がいない土地が少ないことや、今の私たちには、十分な性能の糸巻き機械の製作、移動が難しいことから、いきなりこの高度4,879.54mを超えることを目指すのではなく、まずは世界記録の約5分の1である、高度1,000m(以上)を目指すことにしました。
数多くある凧に関するギネス世界記録の中で私たちがなぜ「単一の凧による凧揚げの高度ギネス世界記録」に挑戦しようと思ったのかについては、また後日解説します。
【考察】凧に搭載するGPSについて
今回は、凧に搭載するGPSについて考察していきたいと思います。
私たちの今年度の目標は、凧にカメラ(GoPro)を搭載し高度1,000m以上の空撮を行うことですが、今現在からGoProを凧に載せて揚げる事はGoPro紛失や落下等のリスクが大きすぎるため、あまりいい考えだと思っていません。
ちなみに、GoProにはGPS機能も備わっているため、カメラで空撮しながら高度を計測することが可能です。(この機能はまだうまく使いこなせていない。)
そのため、何かGoProのかわりになるアクションカメラやGPSについて検討しています。GoProのようにカメラとGPS両方の機能を持つアクションカメラは少なく、カメラとGPSは別個で用意する必要があると感じています。
AmazonでGPSロガーと検索すると、様々な商品がヒットします。
Amazonで販売されているGPSは、大きく分けて2種類あります。
1つ目は、3G回線などを用いてリアルタイムで離れた場所からでもスマホなどで現在の位置がわかるもの。
2つ目は、完全なロガータイプで、リアルタイムで離れた場所から位置情報を把握する事はできないが、後からPCなどでGPS位置情報データを取り出し分析できるものです。
両者には、それぞれメリット・デメリットが存在します。
リアルタイムで離れた場所からでも位置情報を得ることができるタイプは、手軽に現在の場所を見ることができるメリットがある反面、3G回線等を使うため、通信費が発生してしまいます。また、完全なロガータイプと比較してかなり値が張る印象がありました。
完全ロガータイプは、リアルタイムで位置情報を把握できないという最大のデメリットがありますが、通信費がかからず、値段も比較的安価であるというメリットがあります。
今回、凧に搭載するという私たちの目的では、本来はリアルタイムで凧の位置が把握できることがベストですが、GPS紛失等のリスクもあるため、まずは安価な完全ロガータイプのGPS の購入を考えています。
視点を変えて、GPS情報を用いている機器って何があるだろう?と考えたところ、ふと頭によぎったものが自転車用のサイクルコンピュータでした。
Amazonで検索すると以下のようなものがヒットしました。
最近のサイクルコンピュータは一昔前の前輪にセンサーをつけて回転数から走行距離、速度を測るものだけなく、全てGPSによって計測を行う機種も増えています。
例えば、この商品では単体で、以下のような機能を持っています。
完全なロガータイプであるため、凧につけた場合リアルタイムで位置情報を把握できないというデメリットはありますが、GPSを用いて単体で標高や走行距離、最大速度などを計測できる事は非常に魅力的であると思います。
重量も52gであり、GoPro10が153gであることを考えると、比較的軽量であると思います。
このような理由から、このサイクルコンピュータの購入をしようと思います。
一応リンク載せときます。
また届き次第報告します❗️